「読書力」♪2

「読書なんてしなくてもよい、必要ない」という、一見、ものわかりは良さそうだが、天然資源に乏しく、「人財」こそが命運を握るこの国の将来を考えると非常に無責任な意見には斎藤先生も私も与しない。

あえて言えば、私の場合、私が物書きのはしくれだと知っていても私の目の前で「本なんか読まない」といい放つ、無神経な人には悲しさと同時に他人を思いやれない可哀想な人と憐れみを感じることさえある(>_<)

そんな私は斎藤氏が提唱する「文庫本100冊、新書50冊」という読書力の基礎力に少し付帯条件をつけたいと思う。

文庫本100冊、新書50冊に同じ著者をカウントしないでほしいということだ。例えば、文庫で夏目漱石の「それから」を読んだら「三四郎」や「坊っちゃん」も読みたくなるかもしれない。それは素晴らしいが、具体的な数値目標にはそれを含めず、新たな著者との出逢いも楽しんでもらいたい、先ずは150人と出逢って欲しいと思うのだ!