画鋲の話

先日、老人ホームの節分恒例の落語会で三遊亭楽生師匠(来月、圓楽襲名を控えた楽太郎師匠の一番弟子)と一緒に高座を作っていた時のこと。

何故か、画鋲が1つ、近くのテーブルにのっていた。その時は忙しさもあり、私は「前の行事で使ったのかなぁ」とぐらいに思っていたが、一段落したところで楽生師匠が「僕、画鋲は嫌なんですよねぇ」と、高校時代、誤って上履きで画鋲を踏みそうになった思い出を話してくれた。幸い、怪我はなかったそうだが、今でも嫌いで、高座周りにあると何となく落ち着かないのだとか…(>_<)
それを聞いて私も忘れていた悪夢がよみがえった!私は大学時代、思いっきり画鋲が足の裏に刺さり、怪我をしたのである(ToT)それも後でわかったことだが、事故ではなく、故意であった!

それは私が中央大学の4年に在学中で教授に勧められ、大学院の研究室を見学に行った時のことだった。当時の私は海外の大学院に進学を考えていた…