国民読書年だというのに「読書の秋」らしい話題を書かないうちに師走になってしまった。 ライターという職業柄もあり、とにかく本大好きな私にとっては昨年も今年もあまり読書量は変わらないのだが、とにかく、この秋読んだのは…？ まず、相も変わらず、時代…

私が何年も大切にしているカナダの新聞記事がある。いわば宝物である。 私がカナダの父と慕った隣人の死亡記事だ。政治家でも大金持ちでもない一人の老人の死を地元紙はかなり大きなスペースをさき、書いてくれた。 はるか昔の仕事のキャリアよりもリタイア…

ここまで全国紙におされながらも地道に頑張る地方紙に惹かれることを書いてきたが、海外の新聞事情は少し異なる。ネット版とのジレンマを抱えているのは一緒だが… 私が大学院時代を過ごしたカナダを例にあげると、いわゆる全国紙もないことはないが、読む人…

イベント業者の中には「地方の小さなイベントなんて何の参考にもならない」と傲慢な姿勢の人も少なくないが、私はそうありたくはないと常々思っている。 例えば、野沢温泉に行き、野沢菜漬けの記事を読めば「羨ましい、地元の公民館でも開きたい」と思うし、…