水炊きと軍鶏鍋と鰻の話2♪

江戸時代と言えば、当時「軍鶏鍋」は夏に好まれたらしい。暑さを乗り切るため…ということで参鶏湯と全く同じ発想である。
かの坂本龍馬は軍鶏鍋が好物だったらしく、ドラマなどでもよく登場するが、冬のシーンばかり…確かに身体は温まるが…「ちょっと違うんだけどなぁ」と私はぼやきながら見ることが多い(^_^;)池波正太郎さんの小説ではどうだったか忘れてしまったので今度改めて読み直してみたいと思うが…。
亡くなった祖母がいわゆる江戸っ子で軍鶏が好きだったおかげで私は小さな頃から「軍鶏鍋」はとても身近な存在だったのだが、周囲に尋ねると、「軍鶏なんて食べたことがない」と言う答えが意外に多く、驚いてしまう。考えてみると、専門店も少ない…(>_<)

伝統文化などと大袈裟なことを言うつもりはないが、昔からの、いわば「おばあちゃんの知恵」のような食である。昔ながらの知恵が重要な今年の夏、見直されて欲しいなと思っている!♪