この親にして…

サッカーの松田直樹選手が亡くなって以来、今日の告別式まで注視してきたが、お母様の気丈でそして、サポーターへの行き届いた気遣いを拝見して本当に頭の下がる思いがした。

親より早く逝くのは最大の親不孝とされるのはそれだけ親が悲しい思いをするからだと私は解釈している。どんなに出来の悪い子供でも親に自分よりも先に逝って欲しくないと願うものだろう。
日本代表にも選ばれ、ミスターマリノスであり続けた松田選手はきっと自慢の息子であったろう、そんな愛息をこんなにも早く失って一番辛いのはお母様に他ならないだろう。普通なら冷静さを失ってもおかしくないのに、サポーター達にまず感謝、そして驚いたのは謝罪の言葉が出たことである。

勿論、その言葉を聞いても決して嬉しくはないし、松田選手は帰ってはこないが、熱い思いがこみあげたのは間違いない。

正にこの親にしてこの子ありという言葉が浮かんだ。改めてご冥福をm(_ _)m