鳴き声の話♪

今年の夏は蝉の声を聞かない、蝉が鳴き出すのが遅いなどと言われている。
レイチェル・カーソンの名著「沈黙の春」を思い出させる不気味さである。

私もまだ1-2回しか聞いていない気がするが、1回は我が家にホームステイしたロシア人留学生と一緒だったのではっきり覚えている。

「あれは何ですか?」と聞かれた。蝉の種類によってかなり異なるらしいが、たとえば「ミンミンゼミ」の分布北限は北海道の屈斜路湖周辺と言われており、当然、ロシアのブリヤート共和国バイカル湖の近く)にはいない。

彼女にとって蝉は未知の生き物だったわけだ。私も説明する為に「にわか勉強」をしたが、鳴き声や生息地などを調べて、地図や「鳴く声の音源」を添えたら立派な自由研究になるのになぁと思った。

そういえば、小学校時代、私の周囲には誰1人昆虫標本を自由研究にする子はいなかった。探すのが面倒くさかったから?それとも他に理由があったのか…