黒龍江省

中国・黒龍江省の炭鉱で痛ましい事故があったという。私の小さな頃は日本でも炭鉱が多く、事故も少なくなかったというが、残念ながら私の記憶にはない。

黒龍江省と聞いて私の頭に浮かぶのはいわゆる「中国残留孤児」の出身地としてである。

高校時代の私はボランティアで「少年の主張」という中学生の弁論大会の実行委員をしていたが、その拠点が代々木の国立青少年センターで当時、残留孤児の人達は来日するとそこに宿泊し、肉親を探していた。

最近は国の肉親探しの事業で来日する人も減ったが、当時はかなり多く、黒龍江省という言葉もよく聞いた。
来日した全ての人が肉親と再会できるわけではない上、たとえ再会し、養父母と別れてまで、日本に帰国しても言葉の壁などから仕事が見つからず、生活が決して楽ではないという現実はその頃から知っていた。

が、ごく最近になって彼らを更に苦しめている法律があるとしり、激しい怒りを覚えた!