楽器と文学作品

先日放送された「信長の棺」の続編で信長が宣教師から贈られた西洋の楽器としてアルパが登場したそうだ。アルパ奏者の女性が「ちょっと時代考証的にはおかしいんだけど…」と教えてくれた。

アルパとはパラグアイウルグアイなど中南米のハープだ。皇后美智子様が演奏なさるハープより一回り小さいが神秘的な音色が魅力だ。「コンドルはとんでゆく」はケーナやオカリナと共にアルパの為にあるような曲なんだなぁと単純な私はつくづく思う。

アルパが「信長の棺」に出てくるように?文学作品に登場する民族楽器は意外に多い。有名なのは教科書でおなじみのモンゴルの「スーホーの白い馬」の馬頭琴だろう。その名の通り、馬の毛から作るが、音域の広さ、面白さに皆、ひかれるという。

男女関係の描写が多く、教科書には適さないがアラビアンナイトの「千一夜物語」には中近東の楽器ウード(琵琶の原型)が登場する。お正月休み読んでみては!?