異業種交流のルーツ3♪

「いつも同じ分野の人とばかりいると考え方が固定してしまい、新しいアイデアが生まれない。歳を重ねると余計そうだ。だからあえて他分野の人やバックグラウンドが全く違う人と付き合うんだ」というのが彼の持論だった。

その後、彼はNASAを離れ、今はハワイにある日系のシンクタンクの所長をしている。

転職をする際に色々相談を受けたこともあり、来日する度に一緒に食事をするが、未だに私は彼の研究分野がちんぷんかんぷんで全く理解できない。そして、出会って15年程だが、彼の日本語は遅々としてうまくならない(>_<)なぜビール一杯注文するのにわざわざ私が通訳しなければならないのか甚だ疑問に思うこともある(`ヘ´)

それでも「お互い刺激を受けることが大切なんだよ」という言葉に勇気づけられている。

考えてみれば、私が学際分野や異業種交流に興味を持ったのは彼との出逢いがきっかけだったように思う。その意味では感謝している!