最近の読書から2♪

もう一冊も懲りずに時代小説から…(^_^;)

平岩弓枝さんの「華族夫人の忘れ物」♪

大ヒットし、何度もテレビドラマ化された「御宿かわせみ」シリーズの新シリーズである。旧シリーズは幕末で八丁堀に生まれ、大川端の旅籠の亭主となった神林東吾という武士が主人公であったが、新作の舞台は激動の幕末を経て明治維新、主人公は東吾の子供達の世代に…

正直、幕末から維新後の混乱や特権階級であった武士の戸惑いなどを丁寧に描くあまり、少し理屈っぽく感じるかもしれない。

築地居留地など今となっては何のことやら、馴染みの少ない単語も沢山出てくるが、いつの間にか、明治時代にタイムスリップ、少し頼りない、危なっかしい主人公達をハラハラドキドキ見守るうちに物語に引き込まれてしまう。さすがだと言わざるを得ない。

平岩作品も舞台となった地を実際に歩いてみたいという熱心なファンが多いことで知られている。是非、お試しあれ(^O^)