デモの話2

作家の五木寛之さんによると「今の日本人、特に若い世代は異常なまでに他人との密着を嫌うので見ず知らずの人と肩を組んだり、手を繋ぐというスタイルのデモに参加するにはハードルが高い」と
言う。

確かに、電車やバスの中でなるべく端に座り、隣との接触を避けたがる人々を見ればそれはわかる。

私自身はこれまでデモやそれに類したものに参加したことはないが、大学時代は意外に身近な存在であった。
というのは、私が卒業した中央大学は歴史的に学生運動が盛んで、教職員もかなり寛容だったので常に門の所にデモを呼び掛ける立て看板が数枚はあったし、実際に運動をしている人を見たこともある。
それが大迷惑で未だにトラウマなのだが、学費値上げ問題で学内が揺れていた頃、当時の学長先生と同じエレベーターで下に降りたところ、扉が開いた瞬間、生卵が飛んできた!

紳士なので学長は何もおっしゃらなかったが私は怒り心頭!未だに許せん!