うなぎの話

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来月の土用の丑の日を前に鰻の値段の急騰がニュースになっている。

しかも、輸入の鰻の品不足は一過性のものではなく、これからも続きそうだという。

これを聞いて私はかつてのエビの事例を思い出していた。「エビと日本人」という意欲作を学生時代読んだことがある人も多いと思うが、高度経済成長を果たし、国内のエビでは消費を賄いきれなくなった日本は東南アジアで養殖を始めた。ここまでは「うなぎ」とよく似ている。
しかし、決定的に違うのが、うなぎの生態についてはまだよくわからないことが多いということ、日本が世界市場で「買い負け」をしつつあるということだ。

かつてのエビのように、東南アジアの自然を壊してまで大規模な養殖を行い、世界中から買い漁るということはもうできない。

果たして、私が死ぬ頃には鰻は超高級で希少で日本では口にできなくなっているか、生態がわかり、国内での養殖が盛り返しているか、はたまた?