「八日目の蝉」♪

先日、角田光代さんの「八日目の蝉」を読んだ♪

永作博美さんと井上真央さん出演の同名の映画の原作本である。

舞台裏を話してしまうと、映画の試写会に伺う予定だったのだが、どうにも他の仕事が終わらず、果たせなかったのでお詫びの気持ちもあり、読み始めた。
これから原作を読む、映画を見るという人も多いと思うので詳しくは語らないが、愛人の子供を誘拐して逃げる女性にいつの間にか感情移入してしまう自分がいた!一種の「ストックホルム・シンドローム」であろうか…

そして、誘拐犯を母と思い、育った娘が実の両親の元へ戻ったにも関わらず、「居場所」がみつけられない、切なさややりきれなさ…

ラストは美しい瀬戸内の海、小豆島へ向かうフェリー乗り場のシーンだが、なんとも言えない余韻を残し、実に良かった(^o^)/

角田さんの作品はまだ2-3冊しか読んだことがないが、また是非読んでみたいと思わせる力作であった♪お勧めだ!