たまには本の話2♪

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「いまを生きるちから」を通して感じるのは日本人の忍んで耐えぬく強さである。前向きに元気に…とは対極にあるが、ポジティブ思考自体、元々欧米のもので日本に入ってきて四半世紀も経っていないのではないか。五木先生はアニミズムを例にとり、日本古来の考え方、信仰をもう一度見直す時期ではないかと訴えている。大震災を想定した作品ではないが、この時期一読を勧めたい一冊だ。

もう一冊は美人講釈師(本人をよく知っているので持ち上げないと(^_^;)、神田蘭さんが歴史上の12名の女性の恋と人生を分かりやすく解説している♪

しかも、悲劇的な最期を遂げた女性のエピソードさえ、明るくカラリと描いているところなんざぁ、さすが「講釈師、見てきたように嘘を言い…」でござんすね(なぜいきなり江戸弁?(^_^;)

今年注目の「淀君」も登場するが、あまりメジャーでない女性の生きざまにも励まされた♪「私なんてまだまだ甘い!」と思える作品♪