今こそ、内向きにならずに!

都内を歩いていると、少しずつではあるが、外国人観光客の数が戻りつつあるなという印象を受ける。

大震災の直後は全くと言っていい程、外国人の姿を見かけなかったので正直、ホッとしている。

外国人観光客や労働者の激減は日本経済にとって致命傷であることはよくわかっているが、私にはそれ以上に心配なことがある。

若者、特にこれから英語教育を受ける生徒の内向き化とネイティブの不足である。

一時的に日本経済が衰退したにせよ、いや、衰退するからこそ、国際化がより求められる中で若者の内向き志向に加え、言葉や文化を教えてくれるネイティブが教育現場からいなくなることは大問題だと私は思う。

小学校から英語教育が始まるこの時、言葉の楽しさや美しさを伝えることができる人が少ないとしたら…

文法中心でどうにも会話力が身につかなかった私達世代と同様、日本の英語教育の犠牲者をまた生み出すだけにならないといいが…!