手話落語2♪

今回のネタは「桃太郎」だった。そう、昔話の桃太郎をベースにした噺だ。
桃太郎の発祥地とされる所にはいくつかあるが、大分県日田もその1つだそうで、そこの出身の三遊亭鳳志師匠も得意ネタとしている。

さて、菊千代師匠の手話落語の「桃太郎」だが、以前、手話の先生に「ちょっと理屈っぽいね」と指摘されたいわくつきのネタだそうだ。それを何とか改良し、再度チャレンジしたのが今回の会だった。
私個人としては、その理屈っぽさは菊千代師匠のせいでも手話の腕のせいでもないと思う。元々、説明が多い噺なのである。耳が不自由な人に伝えようとすれば更に説明を入れる必要がある。

それだけに「このネタは手話ではできない!」と諦めるのではなく、果敢にチャレンジした師匠には大きな拍手が送られてしかるべきである。

実際、当日は耳が聴こえる、聴こえないは全く関係なく、大きな笑い声と温かい拍手に満ちた素敵な会になった♪感謝!