手話落語♪

10月29日金曜日の夜、池袋で手話落語の会に参加した♪

古今亭菊千代師匠が毎回、心にしみるご講演と練りに練った手話落語を披露して下さる会は昨年はお休みだったが、今年で6回目を迎えるそうで、私はそのうち、3回は拝見している。

「練りに練った落語」と書いたのには訳がある。手話通訳がつくというのが前提の落語会の場合、噺家さんは往々にして自身の得意ネタを披露し、テンポも普段通りのことがある。

その結果、手話通訳のレベルと理解度がダイレクトに聴覚障害者の方の反応につながってしまう。つまり、噺家さんと手話通訳の打ち合わせが綿密でなかったり、通訳に腕と落語のきちんとした知識がないと中々面白さが伝わらず、障害を持った方に落語の魅力がわかってもらえないのだ。

私は勿論、手話はできないが、英語やドイツ語の通訳をよく頼まれるので同じ通訳としてその難しさや厳しさはよくわかる。それだけに菊千代師匠の苦心も…!