絵を知るな!?

少し前になるが、先月の朝日新聞の夕刊で歌舞伎俳優の市川亀治郎さんが絵画の観方について非常に興味深いことを書いていた。

読まれた方も多いと思うが、要約すると「日本では絵を純粋に観るのではなく、知ろうとする人が多いのは何故か?自分自身は10代の時に展覧会をはしごして貪るように絵を観続けた」というもの。

全く同感でさすがに知性派の亀治郎丈ならではの卓見だと思う。

私も学生時代からよく展覧会や美術館に足を運ぶが、肝心の絵をあまり観ないで下の説明を必死に読んでいる人をずっと不思議に思ってきた。混んでいる展示などそれによって前に全く進まないと心を豊かにする為に来ているはずなのについイライラ…(ToT)

大好きなピカソ作品を穴のあくほど見つめていても誰も気にもとめない海外の美術館が恋しくなり…。

折しも季節は芸術の秋(まだ暑いけれど(^_^;)時代背景や作者の歴史などはひとまず脇においてまず絵を観よう♪