タコの話

ワールドカップでのまさかのドイツの敗退を見事?に当てたとタコが注目されている。ドイツ語学習者であり、ドイツ語圏に友人も多い私にも大きなショックだが、さすがに「タコ責任論」には与しない。

「パエリアに入れてやる!」といった現地の過激な声の報道のかげで意外に知られていないことがある。

それはタコを日常的に食べる国民はアジアをのぞけば世界中で極めて少ないという事実だ。たこ焼をはじめ、タコを大量消費する日本こそが乱獲、絶滅危機への原因だとみなす国もある。
タコは英語では「悪魔の魚」という別名を持っている。sushiが国際語となりつつある今も「タコの握り」に抵抗のある人は少なくない。私なぞ「美味しいのになぁ」と思いながらいつもホームステイの学生などに通訳をしているが、単に色や食感が苦手、吸盤が嫌といったレベルではない、何か根深いものを感じ「これが食文化の奥深さ、難しさだなぁ」と思うのである(^_^;)