日記なるもの―自戒をこめて2

日本史の先生によると「元寇でひっくり返るような騒ぎであったはずなのに、書いてあるのは自身の恋愛や嫉妬、宮中での権力闘争ばかり…」

うーん、確かにそれは困りものかもしれない…(ToT)一方で男性教師による女性への偏見、蔑みみたいなのも感じ取れるが…。

私はこうも考える。私の周囲には既に40年以上も日記を書いている叔母や自分の子や孫にアドバイスとして残したいと書き始めた友人などがいる。

子孫が悩んだ時、迷った時、開きたいのは時事問題が記されているものではなく、自分と同じように悩んだ等身大の先祖の日記ではないかと…。

だからといって、やはり全く政情などに背を向けてしまうのも…。
要するに、バランスが大切なのだろう。

大作家達の足元にも及ばないが、せめて対象を客観視する努力を続けつつ、世相も敏感に取り入れながら書くことが私にできる精一杯のことであろう。

たかが日記、されど日記。かくも難しい