ドバイショック

名付けて「ドバイショック」だという。

濡れ手で粟の喩えではないが、一攫千金を狙ってドバイに巨額の投資をした人はともかく、かの地で真面目に働く人々には全く迷惑なネーミングである(T_T)

私にはドバイの一大産業である観光業で働く日本人の友人が何人かいる。金融や資源関係で働く欧米人の友達を含めるとかなりの数にのぼる。口々に「イメージダウンが心配だ」と言う。
多くの人は超高級リゾートなどの建設ラッシュに群がる投機マネーとは縁遠いところで暮らしている。

が、今回、一番の影響を受けたのはその超高級リゾート建設に携わる外国人の出稼ぎ労働者である。建設が止まり、仕事を失い、祖国の家族に仕送りもできず、帰る旅費さえない。ドバイの街には今、そんな人が溢れている。そして、出稼ぎ労働者の大勢を占めるのは同じアラブ系という皮肉さ(ToT)

貧乏クジをひくのはいつも底辺で暮らす人々というのは何ともやりきれない気が!