黒龍江省2

いわゆる中国残留孤児の人達は低い肉親判明率などを克服してやっとの思いで帰国したとしても、残念ながらほとんどが苦しい生活を余儀なくされている。
言葉の壁、文化の壁…様々な壁がある。中には中国で医師などであっても日本では資格がとれずに無職になってしまう人もいると聞く。

日本の肉親の近くに住んでも肉親が高齢だったり、甥や姪の代になり、経済的援助が望めないということで生活保護や年金受給ということになるが、周知のように日本の年金制度は若い頃から払ってきた人が前提なので政府が特例を認めても満足な金額にはならない。

そして、生活保護であるが、私もつい最近知ったが、生活保護を受けている人が海外に出ると支給を止められてしまうのだという。

その為に、いったん日本へ帰国すると、中国の養父母や家族に会えない人が多いらしい。

「私達は二度、日本という国に捨てられた」と訴える人達…。
何とかならないのか?