憧れのTさん

先日の夕方、ふと時間が空いたのでTさんにお電話してみた。在京の噺家、講釈師などで知らない人、いやお世話になっていない人はいないだろうという筋金入りの落語ファンの女性である♪

御歳87歳だが、とてもそうは見えない。江戸っ子ということで未だにどちらかというと早口だし、いつも品の良い装いをなさっている。

私が敬愛してやまないのはその品と教養である(^o^)/落語、講談に始まり、お能に歌舞伎、短歌にバードウォッチング…全て単なる趣味の知識レベルをこえている!

そんなTさんが今年の3月14日、駅で男性にぶつかられ、大怪我をなさってからは何となくお元気がない。

事故直後、私は知り合いの落語家さん全てに連絡し「電話して元気づけてもらえませんか?」とお願いした。
Tさんは「私に聞いた」と次々にかかってくるお見舞いの電話がとても嬉しかったらしいが、怪我以来、自分の思い通りにならない体と気力と闘っているようだ