イケメンを走らせる中年女

よく行く岩盤浴では休憩室に本棚があり、気に入った本を自宅に借りてくることができる。私もしょっちゅう借りてくるのでたまには恩返しをしようと、家にある、読み終わった本を差し上げることにした。

オーナーが大変喜んで下さり、「あーいいことをした!」と気持ちが良かったのだが、本を入れて持って行ったスーツケースのことを帰りにはすっかり忘れてしまっていた!

ロッカーに入らず、フロントで預かってもらっていたのだが、そのまま帰宅すべく、ビルから出て横断歩道を渡っていると、後ろから男性の声で私の名前が聞こえるではないか!(^_^;)

振り返ると、フロントにいるイケメンの若い男の子がわざわざ追いかけてきてくれていた(^_^;)

多い時は週2回位行くし、私が忘れたのがいけないので次回でも良かったのに…と恐縮しながら受け取ると、周囲が興味津々という目で私達を見ている。ま、イケメンを走らせた中年女だものね、仕方ないか!