デパートにて2

日本人でも挨拶しない人はいくらでもいるし、中国人でも礼儀正しい人はいる。何より、遠縁の彼を連れて行ったのはドアの開閉や荷物持ちの為なので私は曖昧に「まぁ、そうですね」と答えた。それよりも「お嬢さん」という言葉が問題なのだ!
が、その2人の女性はそんな私の思いなどお構い無く、次は昨今の冷房事情について話し出した(^_^;)

要するに「エコロジー」を正義の御旗に不景気のデパートなどがコスト削減の為に冷房をあまりかけていないというのだ。
確かに、私の子供時代、銀行とデパートはいわば冷房が効きすぎている場所の代名詞だったが昨今は公共施設と同様、高めに設定しているのかもしれない。
どうやらその2人は冷房があまり効いていない所でのショッピングは気が進まないらしく、店を変える相談を始めていた。
コスト削減の為に顧客を失うという悪循環を前に私はとても複雑な思いだった。サービス業の難しさを実感した1日だった。