ウイグル

中国のウイグル自治区の緊迫状態に心を痛めている。

カナダの大学院での専門が移民政策であり、マイノリティの権利について非常に関心があったので、中国に多くの少数民族がいること、自治区の存在や意味については理解しているつもりだった。

しかし、数年前、日本で初めてウイグル族の人と出会った時は衝撃以外の何物でもなかった。
目の前にいる人の肌は透けるように白く、ロシアやブルガリア人に近かった。そして、イスラム教徒である。
仏教や儒教を信じ、黄色人種である漢民族とはあまりにもかけ離れている。

日本で唯一のウイグル料理専門店がさいたま市にあり、私も取材に行ったが、パイやパン、羊の肉にヨーグルト…出てくる料理が全ていわゆる中華料理とは似てもにつかない。

そうした相違を認めつつ、共存共栄するには並大抵の努力では…と恐れていたが現実となってしまった。
ウイグル族の人に1日も早く笑顔が戻りますように!