のしかかる現実

ここ一週間、ある現実をどうやって乗り越えようか、いや乗り越えられないかも…この思考の繰り返しだった。

ある現実とはズバリ「介護」である。

きっかけは小さなことだった。母と叔母を骨密度を測りに連れて行ったのだ。食生活に気をつけ、運動もし過ぎる程している健康体そのものの叔母が骨粗鬆症の疑いありと診断され、母に至っては25年前の手術が原因で計測不能と診断された。つまり、かなりマズイ状況である。

前に書いたことがあるが、父は左足の関節の一部が萎縮し、結果として左右の足の長さが極端に違うという難病にかかり、歩行が困難な状態が何年も続いている。それも寝たきりに近かった祖母が亡くなってすぐのことだった。

これまでは母がいるし、必要な時は私が帰って運転手をするという役割分担ですんだが、母まで病むかもしれないと考えると…

これまで自分が描いてきた理想のライフスタイルは甘かったのだと思うのが辛い