ちょっと残念で疑問なこと

私が住んでいる埼玉県は創業や起業支援に力を入れていると言う。件数日本一をめざしているらしく、関連したコンテストなども実施している。趣旨はとてもよいと思うのだが…

先日、昨年度の渋沢栄一ベンチャードリーム賞特別賞を受賞した深谷市の食品ベンチャーが自己破産を申請した。県には「すぐ潰れるような企業を表彰するなんて」という声もあるようだが、私の見方は違う。

私はこの企業に密かに期待をしていた。というのも、供給過剰の国産米にこだわり、米粉パン、麺など米製品の開発、販売を手掛けていたからだ。

小麦粉の値上げなどにより、米が見直され、かつ、ギョーザ問題や食品偽装により、安全な食品がクローズアップされている今、大きなチャンスだし、社会的な意義も大きいと考えていた。

設備投資に費用がかかりすぎたのか、マーケティングに失敗したのか、詳細はわからない。

しかし、行政は表彰以外に何をしたのか?