運の強さ

八年間探し続けた戦時中の日章旗の持ち主「大継昇」さんのご遺族が先日ようやく見つかったということは前に書いた。
その後、ご尽力頂いた滋賀県湖南市議の大継健藏先生とお父様のおかげで昇さんが男6人、女6人の12人兄弟の5男でそのうちお二人がご存命だと分かった。

甥にあたる方からわざわざ御礼のお電話を頂いて「長い間ご苦労かけてしまって…」とお聞きした時「ああ、こういうご家族だったから見つかったんだなぁ」とつくづく思った。運の強さみたいなものを感じたのである。
一言一言に優しい気持ちがこもっていた。
運を引き寄せるというのはきっとこういうことを言うのであろう。

たまたまアメリカの知人が拾い、ずっと大切に保管していたこと、拾った際の記憶が正しくて部隊が絞れたこと、お名前が珍しかったこと…たくさんの運が重なった。

お力を貸して下さった方に「見つかるかどうかは運と執念」と言われたのが心に響く