恐ろしかったこと

私がリサーチャーをしているTV局のランチコーナーの取材を終え、荷物を置きに自宅マンションに戻った時のこと。

エレベーターホールに着くと姿は見えないのに泣き言が聞こえた。エレベーターの中かな?それにしても凄い泣き方だ、よく実家の母が「火のついたような泣き方」と表現するような声だと思っていると、一台のエレベーターからレゲエ風の若い男性が飛び出してきた。

それだけでも私には驚きだったが、血相を変えて「子供が、子供が…」と叫んでいる。一歳半の子が目を離したすきに一人でエレベーターに乗ってしまったのだという!

大変だ!エレベーターは4台あり、どこに乗ったか、混乱した父親は思い出せない。とにもかくにもエレベーターのボタンを全て押し、一階に止まるようにすると共に管理人を呼びに行った。

幸い、子供はすぐに見つかったが、ゾッとした(T_T)そして、その両親の態度の軽さに又繰り返すのではと恐ろしかった!