進展…なのか

ここ数日、仕事に加えてあることに忙殺された。先日書いた、アメリカ人が戦争中、フィリピンで拾った日章旗の持ち主探しに動きがあったのだ。

遺族会を通じ、やはりフィリピンのレイテ島での遺骨収集などの活動をされている方と連絡がとれた。

大変なご苦労をされてお父様の足跡を見つけられただけに電話でも一言一言重みが違った。私がお預かりしている日章旗についてもおかげで京都の第16師団の歩兵部隊の方のではないかとまでは分かったが、持ち主が見つかるかどうかは「運と執念です!」と断言なさる。何しろ16師団だけで17000人!
今の時代、執念という言葉には悪いイメージが伴うが、お話を伺っていて私も執念を持たなければ…と決意をした!

それにしても第二次世界大戦中、フィリピンで亡くなった方は55万人とも言われ、ほとんどが遺骨さえ戻らない。例えば、末期にレイテ島に渡った6800名の部隊で生還したのは僅か10名だという。暗澹!