筍掘りから考える2

障害を持った子供達の素直な笑顔は私に衝撃をもたらした。

途中で折れたり、曲がったりした不揃いの筍を手にして嬉しそうに笑いあっている。

不器用で何も役に立たなかった私を責めるどころか「ありがとう」と口々に言ってくれたのにも驚いた。

筍ごはんに筍の刺身、煮物、チンジャオロースに筍のシチューとカレー…その後、かなり長い間、筍料理が食卓に並んだが、清々しい思いがあり、常よりずっと美味しく感じた。

伯父は今でもその養護学校に筍掘りを開放している。そして、私の悪魔の囁き?もあり、田植えと稲刈りや栗拾いとサツマイモ掘りも近くの他の学校に開放してもいいかなと考え始めているらしい。
感受性豊かな時にこそ、米や野菜を育てる大変さは勿論、収穫の楽しさを知り、野菜に少しでも興味を持ってもらいたい。
直接農業に携わらなくても本来の野菜の美味しさを知っているだけでも日本の農業にとって大きなプラスだろう!