ある女性への応援歌2

もう10年近く前か、私も一時期、恵比寿で女を捨てて、というより人間性を失って働いていたことがある。
学生時代にお世話になった先輩がそれまで勤めた制作プロダクションをやめ、独立することになり、立ち上げの仕事にどうしても英語がからんでくるので翻訳をして欲しいとの依頼が最初であった。契約期間は当初一か月間のはずだった。

が、立ち上げ時の心労からか、先輩の共同経営者が倒れ、事務の女性がやめ…とすぐにしっちゃかめっちゃかの状態になり、いつの間にか私は恵比寿のヤニだらけのスタジオ(それも地下)のソファーで寝泊まりするようになった(^_^;)

昼と夜の区別がわからなくなり、食事は誰かしらからの差し入れを空腹で倒れる直前に思い出したように食べるという生活が続いた(T_T)味がわからなかった(;_;)

電話を受けながら英語のビデオを同時に2本見てチェックするという訳のわからない忙しさにとうとう感情が麻痺し始めた!