他人のふりみて我がふり・・・

 19日(水)の夜は珍しい体験をした。地元の市議会議員の後援会パーティーのアトラクションのプロデユースを頼まれたのだ。秘書をやっているのが私の先輩というか、以前は合コン仲間、今は飲み友達の人である上、その市議会議員と私が同じ喫茶店の常連客と言う縁で頼まれた。
 当初、地元のおじさんたちの集まりだから女性講談師を入れてくれればいいという話だったが、せっかくならお客様には思いっきり慶んでもらい、私や演者にとっては次回以降の仕事につながればという考えから前座に地元出身のべリーダンサーに踊ってもらい、その後、美人講談師におめでたい一席をぶってもらおうという企画に変更した。
 場所が中華料理店のホールということで、私のつたない中国語ではどうにもならない中国人スタッフを何とかうごかし、舞台づくりから始めた。照明やら音響面等不安はたくさんあったが、人事を尽くして・・・の気持ちで本番を迎えた。
 あけてみると、お酒が入り、田舎のおっさん状態になりつつも何とか楽しんでもらえたようだ。特に、文化とはあまり縁のなさそうなおっさん達は初めて見るベリーダンス、というか、きらびやかな衣装やら女性の肌に釘付けだったようだ。もっとも拍手のタイミングが皆わからず、ダンサーには失礼なことをしたと反省をしたが。
 講談は神田蘭さんが「伊達家の鬼夫婦」を熱演。奥さんがだめなだんなの尻をたたき、出世させるというめでたい一席でまさに議員のパーティーにぴったり。
 それにしても普段は県会議員だ、JA役員だという人の品のないこと・・・他人の振り見て・・・を自戒の言葉として、帰りに蘭さんと大好きなベルギービールを飲みに町へ繰り出した。あんま、自戒になってないかも・・・