新橋レッドペッパー

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 自分でもあきれるが、18日(火)の夜は、新橋レッドペッパーでの三遊亭楽花生の会に行ってきた。周囲の「また行くの?」の声はもう届かない。さて、レッドペッパーはジャズでおなじみだが、マスターはジャズに負けず劣らず落語にも造詣が深く、月4-5回は落語会が開かれている。もともと、落語とジャズは間のとりかたが似ており、昔の名だたるジャズメンは必ずといっていいほど名人といわれる落語家の会に勉強しにいったものだとマスターは言う。それに比べ、今のジャズ界は・・・というのがマスターの嘆きだ。

 このマスターは元業界人だけあり、ひとくせもふたくせもある人だが、とにかく楽しい人だ。興がのると手相もみてくれる。が、うわさによると、よっぽど気に入られないと見てくれないらしいが、なぜか私は一回見てもらったことがある。結果は・・・
 
 閑話休題。今回はスペシャルとして、落語のほかに江戸太神楽が入った。ソフトドリンクだとチャージ1500円、アルコールでも1800円とお得な会だ。ま、落語会全体、他のコンサートなどに比べれば本当にお得だと思うが・・・。言い忘れたが、知らない人のために。太神楽とはいわゆる傘回し等の曲芸だ。東京都の無形文化財にもなっているが、後継者が少なく、若手は全国でも数えるほど。今回は翁家勝丸さんの登場だ。
 
 したがって、前座として三遊亭かっ好さんがあがり、おなじみの「浮世床」をそつなくこなし、楽花生があがり、「つる」。数年前まで楽花生というと「つる」というイメージがあったくらい、よく演じていたが最近はとんとごぶさただっただけになつかしかった。
 
 中入り前に勝丸さん。地下のジャズバーだけに天井が低く、やりにくそうだったが、満席のお客は皆、拍手喝采、大満足だった。中入り後は、再度、楽花生があがり、「短命」。色っぽい噺だけに彼にはあっていると思う。本人はまだまだ納得できないようだが・・・

 二次会は遠慮して、地元に帰ってきて食事。ちょっと味気ない。ちなみに土曜日の夜六本木で行った「ぐしの葉」はおいしかったなあ