第3回川口駅前寄席

 4月1日エイプリルフールの日、17:30~川口駅西口すぐの読売文化センター川口で「第3回川口駅前寄席」が開かれた。普通、寄席というと、いわゆる「色物」ゲストには三味線とかマジックとか「和物」を入れることが多いが、この寄席の場合、あえて、「洋物」とのコラボレーションを楽しんでいる。第1回の「色物」はベリーダンス、そして2回目が南米のハープ「アルパ」で今回が中近東の楽器「サズ」である。日本ではほとんど弾いている人がいない楽器で、もちろん、作っている人は皆無、そのため現地に買い付けに行かないといけないというまさに大変な楽器だ。当然、埼玉初公開である!肝心の音色はというと、よくもまあ1つでこれだけいろいろな音が出るものだと感心するくらい、バリエーションがあった。当初、「ハープより音も小さく、迫力もないから・・・」と謙遜していたが、どうしてどうして聴き応えがあった。
 さて、本題の落語はBS笑点でもおなじみの三遊亭愛楽師匠。前座は石々亭喜太郎さんだった。喜太郎さんはおなじみの「まんじゅうこわい」を披露。よく知られた話だが、意外に生で聴いたことがない人が多く、喜ばれた。案外、落語の絵本や教育TVで見ている人が多いのだろう。
 師匠は一席目が「短命」。色っぽい話である。二席目は「ほうじの茶」。これはなかなかできる人が少なく、前座自身、「初めて聴きました」と感心するネタ。なぜならモノマネができないといけないネタなのだ。愛楽師匠は非常に器用で学生時代テレビのものまねチャンピオンに選ばれたくらいの人だ。しかし、愛楽師匠のお師匠さん、「円楽師匠」はあまりものまねが好きではないとか・・・
 会が終わった後、噺家を含め、駅近くの居酒屋へ。もりあがりすぎて、12時近くにひきあげた。あーお疲れ様。