傘とおもてなしの心♪

先日首都圏を襲った雪の日、私はお昼近くから打ち合わせが入っていた。

おつきあいの長いクライアントなら事情を話して後日…ということも考えられたが、私が主宰するアンジェロ・ブレーンにとって新規のお客様だったので覚悟を決めて横なぐりの雪の中、出かけた。

打ち合わせは無事に終わり、帰る頃には雪ではなく、雨に変わっていてホッとしたのだが、ご挨拶をして帰ろうとした時、ちょっと驚いた。若い女性スタッフが私にコートを着せかけてくれたのみならず、サッと私の傘を広げ、私が濡れることなく、外に出られるようにして見送ってくれたのだ♪

社員教育が行き届いていると言ったらそれまでだが、心温まるおもてなしだった(^_^)v

傘をめぐるおもてなしではこんなエピソードを倫理法人会リーフレットで読んだことがある。ある個人経営の小さなスーパーの話なのだが、そこのオーナーは「人の弱みにつけこむ商売はしたくない」という強い経営理念があり、雨が降ると店の入り口に傘を用意し、「ご自由にどうぞ。ついでの時にお返しください」と貼り紙をして傘を貸してくれるのだという。勿論、お客もオーナーの思いに感謝してきちんと傘を返しに来て喜んで買い物をしていく…

本当のおもてなしとは何か、人に喜ばれる仕事とは何か、改めて考えさせられる。