水引きの話♪

電車の中で若い男性が祝儀袋にお金を入れ、名前を書いているのを見た。揺れる車内でよく筆ペンが扱えるもんだと感心してしまったが…。

公衆の面前で堂々と祝儀袋を用意することへの批判は勿論、あると思うが、私が気になったのは別にある。

金額が豪華な水引きに全く見あっていないのだ。

水引きは地方によって呼び名が違うらしいが、一般的に「この金額ならこれ位の水引きを…」という目安があり、シンプルな水引きに大金、立派な水引きに少額というのは失礼にあたるとされている。

冠婚葬祭に関するマナーは地域によってかなり異なるだけに非常に難しいと思うが、コンビニなどで売られている祝儀袋のパッケージには目安が書いてあるし、マナー本を読んだり、周囲に尋ねるということもできる。
どうして彼はそれをしなかったんだろうと思う。

プライベートな祝儀ならまだしも、仕事がらみのものだと、取り返しのつかないことになりかねない