ベトナムからの励ましと教え3♪

もしかすると、ベトナム戦争の時代を知る世代には、大国アメリカを相手にゲリラ戦で長年持ちこたえたということで驚愕というか、一種、畏敬の念があるのかもしれない。何しろ、巨大な象に蟻が立ち向かったと評される戦いである。しかし、幸か不幸か、私はその世代ではない。

今回、改めてベトナムから謙虚に学ぶべきこと、学ばないといけないことが沢山あると思った。

日本で言うと「質実剛健」とも言うべき、ホー・チ・ミンの思想も残された数々の言葉から推し量るだけだが、とても奥深いものに感じる。特に、物質主義への警鐘や自然との共生については我々日本人が真剣に見習わなければならない点が多々ある。

物質主義への警鐘ということではベトナム出身のティク・ナット・ハンの思想も非常に深い。「仏の教え ビーイング・ピース」はとても一気に読みきることができず、数行読んでは自分の中で反芻し…ということを繰り返し、ようやく読み終えた