おせち騒動に思う2

結局、帰国後もおせちは届かなかった。

電話での注文なので控えはない。私のミスかもしれないし、第一、マレーシアで思いがけずおせちを頂いたのだから「縁起物」を食べるという目的は果たしていたが、一応、業者に連絡をした。

当初は「電話を受けた者が退社して…」と、少しとんちんかんな答えだったが、その日のうちに責任者からお詫びの電話があり、松の内に関わらず、翌日、お詫びの品を持っての訪問を受けた。今思えば、大企業ではなく、仲介業者もなかったので余計、誠実だったなぁと思う。私はその対応に十分納得したし、私の周囲には「元々、私のものぐさが招いたこと」という批判も渦巻いていたのでそれからは豪華なお節を求めることなく、作れる物は作り、手作りできない物は最低限を買うというスタイルを貫いている。

おせち騒動を通じ、改めてフラッシュマーケティングは「大企業に向くビジネスモデル」と断言した知人の言葉を思い出す!