霜山徳爾先生

上智大学名誉教授で「夜と霧」の訳でも知られる霜山徳爾先生がお亡くなりになった。アウシュビッツの悲惨さ、愚かしさを科学者らしい淡々とした筆致で世に問うたフランクルの名著は私が学生時代には既に古典の必読の書という感があった。今の若い世代ではどうなのだろうか?

その後、私はポーランドナチスによる強制収容所を訪れる機会に恵まれたが、とても言葉に表わすことができない程の衝撃を受けた。

以後、私には日本人、特に戦争を知らない、これからを担う若い世代には是非広島・長崎に加えて、アウシュビッツを訪れて欲しいという強い思いがある。
私立学校を中心に海外への修学旅行が増えているが、少し(かなり?)遠いが、ドイツやポーランドを目的地にしてもらえないものか…。(勿論、私の第二の故郷、カナダもお勧めはしたいのだけど…(-.-;)

閑話休題。とにもかくにも霜山先生を偲んでもう一度ゆっくり「夜と霧」と向かい合いたい!